Secret2
第16章 レイプ
「・・・・おい・・救急箱持って来い!!」
淳が健二に言った。
「・・・帰りたい・・もう帰りたい!!大丈夫っ・・・」
結城は震えた声でそう言った・・・。
「あぁ・・大丈夫・・。一回傷の手当しよ??そしたら一緒に帰ろうな??」
涙で濡れた髪の毛を・・俺は撫でて言った・・。
顔を上げると・・・
祐司と・・淳と一樹・・・達也が呆然とその姿を見ていた・・。
いつか・・達也にされた時とは比べようもない位の傷。
健二が持って来た救急箱を開け・・・消毒を済ませ・・・。
「・・・健二・・・お前少しコイツの傍に居てもらって良いか???」
俺がそう言うと・・・
健二は何度も頷き・・・俺が席を立つと結城は俺の手を掴んだ・・・。
「涼ッ・・・何処行くの??・・・何処行くのッ???」
・・・・・・。
俺はまた座って・・・
「お前が好きなお菓子買ってくる(笑)プリンがいい???」
髪を撫でると・・・
ポロポロ大きな涙を流し・・・
うん・・うんと頷いた・・・。
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