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Secret2

第20章 全ての卒業



「涼さーん・・・いつものクラブっすよね??一応集計とったら・・80人くらい来るみたいっす・・」

「そっか・・俺コイツもいるし・・・1時間くらいで出るから・・向こう行ったら先に会計って言って??」


「あ・・はいっ・・」

「・・・よく行くとこなの???」


私は涼にくっ付いて顔を上げ言った。


「んーー・・最近行ってないけど・・(笑)うちの会社がやってるクラブなんだ~(笑)」


「そうなのっ??・・・へぇー・・」


「だから・・・店の人間も皆OBだよ??(笑)」


「へぇー・・・(笑)」


そうなんだ~・・・・・。


「・・・アイツーーー・・・もう結城しか見えてねーな・・・(笑)」


淳は後ろから皆と歩き二人を眺めて言った・・。


「(笑)(笑)・・・今まで我慢してたからな??許してやれよ??」

祐司が言った。


「・・ってかさ・・祐司って最初っからこの結果を望んでたって事???(笑)」


「(笑)最初から・・・涼が結城に惚れることも・・・結城ちゃんが涼に惹かれることも・・わかってた(笑)」


「・・・・でもあの時・・結城ちゃんって結婚してたよね??・・・」一樹が言った。


祐司は少し・・・目を細め・・・・


「結城が結婚生活を幸せに過ごしていないという事は分かっていた・・・。すべて俊也から情報は流れていたからな(笑)」


「・・・はいっ??何お前ストーカーかよっ!!??(笑)」

「(笑)(笑)・・・違うよ・・ただ・・家の父が心配をしてて・・申し訳ないけど結城ちゃんのことは・・大体知ってる・・・。望まない結婚・・流産・・家庭内別居の事実・・・。」

「家庭内別居??」淳が言った。

「あ・・・知らなかったのか??もう知ってるかと・・・」


皆首を横に振った・・・。


「まぁ・・もう済んだことだ・・・。涼はすべて把握してる・・・。」



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