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第6章 会えなくなるなんて、ありえません!!

あたしはすぐにケータイをポケットに突っ込むと、カウンターに置かれていたオニギリやら何やらを急いでレジ打ちし、袋詰めして渡した。



「どうもすみませんっ
お待たせしましたー!」



受け取ったお客さんは特に文句も言わず、そのまま片手にケータイを見ながら帰っていった。

よかった。怒ってなかったみたいで。


ホッとしながら改めてそのお客さんの背中を見送ると、何となく透さんに似たような背格好に見えてきた。


バカだなぁ。
会いた過ぎて、若い男性がみんな透さんに見えてきてるみたいだ。




「お疲れ様ですー。
あれ、オーナーは休みすか?」


「あ、お お疲れさまですーっ」



その間もなく深夜のバイトの男性が来たのだけど、彼は別に透さんには見えなかった。

うん、あたしまだ正常みたいだ。

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