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第6章 会えなくなるなんて、ありえません!!




それからも、あれこれいろんなキーワードを入力して透さんを探してみたけれど、まるで存在しないんじゃないかってぐらい見付ける事ができなかった。


想像してるより、きっと遥かに多くのユーザーが登録しているアプリなんだ。
少ない手がかりでたった一人を見つけ出す事なんて、本当は難しいんだぁ…。



(そんな中で、透さんはあたしを見つけて声をかけてくれたんだなぁ)




砂漠の中に埋められた小さなダイヤモンドを見つける作業は気の遠くなるもので、やがてあたしは「はぁ…」と息をつくとケータイを持つ手を下げた。


時間ばかりがどんどん経っていき、とうとう日を跨いだ。



……もう、無理なのかもしれない。


これであたしは、透さんとは二度と会えなくなってしまったんだ……。







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