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地味に甘い君

第18章 お互いの就活事情


「しかし、真面目な貴方を真面目にプッシュしていたのが凄く印象に残っています。

実際――――貴方は真面目にバイトに取り組みそこから改善点などを纏めたレポートが上がってきた。


最初は彼のバックアップがあったかも知れませんが…バイトをしたのもレポートを書いたのも…貴方の自信です!――――まさか、そこまで尚宏さんに助けてもらったのですか?」



「いいえ!――――赤羽はそこまでは…

でも、食事面とか…世話になってて…俺はあいつにやってもらうばっかりで……」




「それは、私的な感情がそうさせただけですよね?それとも、貴方が命令したの?」



「は?命令なんて――――してません!」



「なら、貴方と尚宏さんは対等な関係よね?」


曽根さんはレポートを俺の前に出すと「これは、貴方の力です」と微笑んだ。


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