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偏西風

第1章 ホテル・モスクワ

俺は何故か、久々に会った友人と共に、いまこのホテルに居る。

「お前、接骨院で働いてるんだろ?
じゃあマッサージしてくれよ。」

うん、確かに俺は自らそう言った。
でも、俺は、何でわざわざラブホテルという場所に、こいつを連れ込んだのだろう?

おまけにこいつ、接骨院では受付をしているだけ。
マッサージなんて知らないと、この期に及んで言い出した始末なのだ。

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