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子宮は淫らな精子の女王

第8章 【4月7日午前8時30分】

ジュナ先生の診察室に入ると、かわいらしい男の子と女の子をジュナ先生と数人の女子の学部生が取り囲んでいた

もちろん全員裸だ

「これが二次性徴前の男女の生殖器の断面です」

ジュナ先生がスクリーンに映す

MRIで採られた、身体の断面図

「リクくんの前立腺は大きさは小豆くらい、ユナちゃんの子宮はウズラの卵くらいの大きさかな」

レーザーポインターで壁に投影された断面図を指す

「人間の生殖器は直腸に指を入れれば触れます

一度触ってみましょうか」

そう言ってジュナ先生はローションを垂らした指でリクと呼ばれた少年の肛門に指を入れる

ビクンと身体がはねて

小さな、小指の先ほどの

かわいいペニスが上を向く

並び順ができたリクに代わって

順番待ちのないユナの排泄器官に

無造作に人差し指を入れた

ユナは診察台の上にうつぶせに寝そべっている

肛門のシワがぬるりと濡れていた

ずるり、と慣れ親しんだ他人の体内の感触

体温

鼓動

ユナは突然の刺激に目を見開いて

興奮していた

誰かが先に弄っていたらしく

すんなりとローションのぬめりで

指が奥まで届く

呼吸が浅くて、早い

締まった肛門の内側で

血管がどくどくと脈打っているのがわかる

中指が入る一番奥まで進むと

指の腹にゆるい円を描く臓器を見つけた

ぐりぐりとそれをつぶすように愛でる

きゅーっと肛門が収縮して

ユナが頭をイヤイヤと振る

心なしか、腸壁越しのしこりが固く締まったと思った瞬間

ユナが大きく跳ねた

きゅっ、きゅっ、とリズミカルに肛門が締め上げられ

直腸が何かを絞り上げるように収縮する

「どう?私の自信作」

いつの間にか背後に立っていたジュナ先生が耳元でささやく

「この2人に入っている生殖器、私と君たちの卵子と精子で作ったクローンなの」

ジュナ先生の肩越しに、向こう側のリクは電気刺激での射精が始まっていた

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