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子宮は淫らな精子の女王

第10章 【4月7日午前9時13分】

その中で精いっぱいの抵抗をする

腰を押し付けると

彼女の子宮が潰れる

腰を引くと

彼女の子宮を引きずり出す

1センチ以下の

小さな運動で

彼女を責め上げていく

絶頂したら負けの

生命のやり取り

それを彼女の中で愉しむ

気を抜いたら射精しそうな

そんな快楽を彼女は僕に与えていた

一突きするたびに

歓声が上がる

はしたない

いやらしい声がする

もっと、もっと、

刺激を求める声がする

その声につられて

僕もナルミの腰を掴んで激しく前後に動かす

硬く絞られた中でも

若干の余裕を感じながら

僕はナルミとの間に出来る快楽を貪る

バックでセックスしてる2人の目の前に

ガラスの筒が置かれる

置いたのはもちろん

ジュナ先生

黄ばんだ保存液の中に浮かんでいるのは

卵巣のない女性の臓器

膣から子宮、卵管までがそろったもの

手書きのボールペンで張られたラベルには

「小牧ナルミ、摘出:12月24日」

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