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僕らのらんど

第4章 銃士(ガンナー)

辺りはどこまでも竹林が広がっている。
仮に竹に登ったとしてもパンダにへし折られてしまうだろうし、僕レベルのマジックシールドじゃ全然役に立たないだろう。

「ここは俺が囮になります。その隙に二人は逃げてください!」

月影が僕たちの前に出て構えをとる。

「無茶よ、月影くん! 相手はクマなのよ!?」

「いや、月影なら倒せるかもしれない…」

「は? 何言ってんの!?」

僕たちが見守る中、月影はパンダに向かって走り出した。

「ハアッ!」

突進してくるパンダからギリギリ避けてジャンプする。そばにある竹に掴まった月影は竹のしなりを利用して、パンダの横腹に強烈な蹴りを繰り出した。

パンダは「グウッ」と一声漏らすが、すぐに月影に向き直る。
そして狙いを月影に定め、再び突進していく。

「月影くん…!!」

月影は僕たちからパンダを遠ざけるため、煽りながら戦っていた。

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