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二人のキセキの物語 MN

第28章 親友の二人12 ニノ



そして最後に

そんな潤くんがとても好きだなぁ、と思った瞬間
積み上げられてた物がバランスを失い 
あっという間にガラガラ崩れ落ちた

その時分かったんだ

俺は 友情って言う土台の上に
“ 好き ”を積み重ねようとしてたんだって

基礎が間違ってたら 何も造れない
俺の“ 好き ”は 友情じゃなくて
恋愛の上に 積み上げて行かなくちゃいけないものだった


思えば、潤くんの涙を見たあの日
俺はもう 恋に落ちてたんだよな





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