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二人のキセキの物語 MN

第28章 親友の二人12 ニノ



俺の言葉に 潤くんが驚いたように目を見開いて
その後 その目が嬉しそうに細められた


「ニノにそう言ってもらえると一番嬉しいよ」
「あ・・あは・・そう?」


真っ直ぐな視線はやっぱり圧がすごい
けど、視線を泳がすのは変だろう、と
真正面から受け止めようとした

なのに、見る間に 潤くんの目がじわっと水っぽくなったんだ


「え・・?潤くん・・」
「・・・イッテぇ・・・目にゴミ入った。今日ハードレンズだから痛くて」

「あ・・コンタクトね・・・大丈夫?」
「一旦外してくる・・・じゃあ後で」

「あ、うん」





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