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二人のキセキの物語 MN

第30章 クリスマスの二人2 ニノ


2-2

「美玲・・・」

潤くんの声に ハッとさせられる

「ごめん・・・俺、好きな人がいるんだ」
「・・・・・・」

「その人は 俺がその人の事を好きだなんて気づいてない。
恋愛対象になんて 全然見てもらえても居ない。それでも・・・」


潤くんの言葉に 俺の方が慌ててしまう
焦って美玲ちゃんを見ると そんな事は分かっていた 
と、言わんばかりの寂しそうな笑顔

でも、その目は真っ赤になって、水っぽく揺れてる





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