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二人のキセキの物語 MN

第31章 クリスマスの二人3 潤くん



その日は ややもすると切れそうになる集中力を
必死に保ちながら 深夜まで働き続け

時計の針が天辺を越える頃 
漸くその日の撮影と打ち合わせが終わった


休憩時間にスマホを見ると 雅紀からLINEが入っていて
遅い時間になってもチケットを取りに来たい、
と言うリプが記されていたので
帰りの車の中で返事をする

≪ 今終わった。30分後くらいにはマンションに着くと思う≫

すぐに 既読が着き 続けて文字が浮かび上がる

≪ わかった。時間見計らって行くね ≫

その言葉通り、マンションのエントランスに入ると
ロビーのソファーで雅紀が待っていた




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