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二人のキセキの物語 MN

第31章 クリスマスの二人3 潤くん



ずんずん歩いて行って 靴の爪先同士がぶつかるほど間近
目の前に立つと 漸く俺の足が視界に入ったらしく
嬉しそうに顔を上げた

けど、立ってるのが俺だとわかると
こっちがびっくりするくらい驚いて
その手からゲーム機が転がり落ちそうになる


「えっ!?」
「おっと、・・あっぶねぇ・・」

すかさず手を伸ばしてゲーム機を支えてやるけど
ニノはそんな事に気づきもしないみたいに
目がまん丸になってる





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