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二人のキセキの物語 MN

第33章 クリスマスの二人5 潤くん



「きっと、使ってもまーくん怒らないよ。てゆーか、このまま潤くんに風邪引かせたら
そっちの理由で俺が怒られそう」
「いや・・・ニノには怒らないと思うけど」

さっきから指先が冷たくてジンジンするし
確かに雅紀はこんな事で怒らないだろう

それに、何と言っても ニノの気持ちを無駄にしたくなかったから
有難く手袋を使わせてもらう事にした


「だけど ニノだって手袋してないじゃん」
「あー・・うん。持って来ようと思ってたんだけど忘れちゃって。でも平気だよ、
こうやって、ポケットに手入れとけば・・・」


肩を竦めるようにして両手をポケットに突っ込んだニノ
そんな仕草をすると 余計に幼くなって 
マジで高校生にしか見えない




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