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二人のキセキの物語 MN

第34章 クリスマスの二人6 ニノ


6-1

シンデレラ城に映し出されるプロジェクションマッピング

そのあまりの素晴らしさに
いつの間にか、ポケットに入れてた方の左手も出して
両手で口を押えてた
左手は素手だから 外気に触れるとすぐかじかんで痺れちゃう

けど、そうしてないと 俺の口からは

「うわぁぁぁ・・・キレーイ・・・」
「あ、すごいすごいすごい・・・」
「ふあ~・・・あ、あっちも・・・」

なんて、子供みたいに燥ぐ声が止まらないから


でも、そのうちに 指先の感覚が無くなってきて

そのせいで、
一瞬、何が起こったのかわからなかった






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