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二人のキセキの物語 MN

第35章 クリスマスの二人7 潤くん



だけど、ニノはずっと下を向いたまま
もしかして 無理に引っ張って来たから怒ってんのか?
俺と一緒に帰るより 電車内でゲームでもしたかった?
となると やっぱりさっきの言葉は幻聴か?


・・俺、やっちゃったのかなぁ

ニノにばれないように 窓の方を向いて小さくため息を吐く

と、ガラス越しの視界に ちらりと白いモノが舞った


「・・・雪だ」
「え?」

「ほら・・・。どおりで寒かったワケだよなぁ・・・」
「・・・・・・」




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