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二人のキセキの物語 MN

第39章 始まりの二人2 ニノ



「けど・・・そうですよね。相手が男で、・・・しかも貴方みたいな・・」
「・・・・・・」

「あぁ、俺何言ってんだろ、ははは・・・スミマセン」


・・・それ、どういう意味だよ
そりゃ、確かに俺と潤くんじゃ 違い過ぎて
全然釣り合わないかも知れない

だけど、自分ではそう思っていても
他人に言われるとカチンと来るんだよな
さっきの「お世話になってます」って言うのも
何だか「ウチの松本が」とでも言いたそうでひっかかる

そんな事を考えてるうちに
俺にしては珍しく 負けん気に火がついたって言うか
コノヤロー、って意地悪な気持ちになっちゃって
自分でも信じられないような行動に出てしまう




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