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二人のキセキの物語 MN

第41章 始まりの二人4 ニノ



「・・・ニノが好きだ・・・」

俺を包み込み、項に唇をつける様にして
潤くんが囁く


俺も好き、って言いたい
けど、潤くんの腕の力が強くて・・・

「潤くん・・・苦しい・・・」

小さな声で言うと 潤くんがハッとしたように
力を緩めた


「ごめん・・・」


パッと離されたせいで 潤くんの顔が見える
哀しそうな表情

あぁ、違うのに。
慌てて

「俺こそごめん」

と言うと
更に哀しそうな色が深まった



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