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二人のキセキの物語 MN

第44章 始まりの二人7 潤くん



それに 同じ事務所の先輩とは言え
それほど話した事も無い俺の事を
優しい眼差しで見つめてくれる大野さんも


「ふふ・・翔ちゃんが殴られるなんて
人生最初で最後かもね、ある意味 貴重な体験だよ」

なんて笑ってて 全然怒ってないみたいだ


櫻井さんは腫れた頬を氷で冷やし
大野さんはそんな櫻井さんを にこやかに見守る

緩やかに談笑する二人を見てるうちに
そこに流れる空気が とても暖かく
それでいてしっとりしている事に気づいた





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