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二人のキセキの物語 MN

第45章 始まりの二人8 ニノ



と、考えるうちに 
俺の方に近づいて来た潤くんの大きな目が
じわっと水っぽくなって


「よかった・・・」


ぎゅっと抱きしめられた


「潤くん・・?あの・・どう、したの?俺、何か変?」
「覚えてないの?内野って人と会ってたんだろ?」

「そうだけど・・・何で知ってるの?潤くん 
内野さんと会ったの?あれ?知り合いだった?」
「ニノ・・・」


何処までも呑気な返事をする俺に
潤くんが 泣きそうな顔で 事の顛末を話してくれた




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