二人のキセキの物語 MN
第47章 始まりの二人10 ニノ
10-2
ベッドの上
くっついて向かい合う
お互いの色んな場所に唇を当てて
わざと音を立ててキスをしたり
擽る様に舐めたり あむ、と甘噛みしたり
触ったところがその人の色に染まるとしたら
潤くんの身体中を 俺の色で染められるように
俺の身体中も潤くんの色で染まるように
二人とも お互いの身体中を
撫でて 擦って 服の中に手を忍ばせる
「はぁ・・・っ、 んっ・・・潤・・くん・・・っ」
「ニノ・・・あ・・っ、」
潤くんが俺に触れる度
皮膚の表面に電気が走るようで
「やぁ・・っん・・、あぁ・・・っ」
幸せな眩暈に酔いながら
俺はあられもない声をあげ続けてしまう