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二人のキセキの物語 MN

第48章 始まりの二人11 潤くん


11-2

「はぁ・・・はぁ・・・」
「んっ・・・キツっ・・・」


やっぱり痛いんだろう
浅い呼吸を繰り返すカズの額に汗が浮かんでる


もっとゆっくり
もっとやさしく

すぐにでも駆け出したい気持ちを抑えて
少し動いては ゆっくりとカズ自身を撫で擦り
締め付けが緩んだところで また少し動く

自分の経験の中で 一番長い時間をかけて
二人のカラダがぴったりと合わさった時
安堵と感動で じわっと涙が湧いて来た


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