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消されたアイドル

第3章 スキャンダル勃発

翌朝、希美は完全防備な服装で空港に居る、それをそっと後ろで見守るマネージャー

手続きを済ませ、マネージャーの方に行き「行ってきます」とヒトコトだけ伝えると出国審査の方に希美だけ歩き出す

それを見届けるマネージャーの雪枝(ゆきえ)は車に戻り、携帯を取り出した

着信ボタンを押す、暫く鳴ると相手が出た

「もしもし…」

「もしもし… 今出たわ、後は宜しく」

「わかった…」

このやりとりが済むと、マネージャーの雪枝は車を走らせる

希美が居なくても仕事はある、希美の次に頼まれてる仕事の打ち合わせがあるのだ

希美は機内でも気づかれずに過ごし、約5時間ほどで中島の待つ場所へ着く

リゾート地ではナンバーワンのホテルのスイートの部屋に向かう、ドアが開き、中島が出迎える

希美が中島の腕のなかに飛び込む瞬間をボーイに扮したカメラマンが無音のシャッターを使いながら連写、もちろん中島と希美は全く気が付かない

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