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月の木漏れ灯図書館

第15章 心を壊した少女と心を捨てたい鬼の少年の話

心があるから揺れ惑う。
心があるから鬼にはなれない。
心があるからーー

孤独を呪うんだ。


そんな鬼の少年アキが出会ったのは心を壊した彼女ーーはな。


緑の美しい場所で療養中の少女をアキは連れ出す。そこにいても良くならないであろうと思ったアキは、鬼の姫に何か手だてをもらおうと決意する。


優しすぎる鬼の故郷であり、始まりの地だった。



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