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『ま゜』

第3章 魔界街→パックサン

 メカ水戸さんが、人型に戻り、下りてきた。

『ワタシガ、炎ノタテニナリマス。あーさーサン、攻撃ヲオ願イシマス』

「しかし、そうなると、水戸殿が……」

『大丈夫。熱クアリマセンカラ』

 メカ水戸さんが、アーサーの前に立つ。

 アーサーは後ろから、次々とヤリを投げる。

 炎が魔王の口から噴射される。

 メカ水戸さんは、びくともしない。

 なぜなら、炎を受けているのは、水戸さんだからだ。

『な"ん^で*?゜(おかしいでしょ!)』

 だが、水戸さんはゲームのキャラではない。

 衝撃はあるものの、焼けたり熱さを感じることはない。

 魔王は迫ってくる。

 アーサーは、ヤリを投げ続ける。

 メカ水戸さんは、アーサーを護衛。

 水戸さんは、炎にあぶられる

『さ*べ^つ゜(だから、なんで!?)』

 水戸さんの目には、ただ、メカ水戸さんがアーサーの前に立っているだけに見えた。

 いや、実際には立っているだけだ。

 攻撃をしていなければ、相手の攻めも受けていない。

 アーサーは、必死にヤリを投げる。

「くそ……まだか……まだ倒れぬか……」

『頑張ッテクダサイ! ワタシガタテニナッテマス』

 タテになっているのは、水戸さんだ。

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