テキストサイズ

不器用同士

第100章 最後のステージ

「師匠!!」
「私は小野と話しているんだ!!」
「申し訳…ありません…捨てないで…」
「すまない。言いすぎた。私が響を捨てる訳無いだろう?」
「…それは響が響蘭だからか?」
「そんな事ない。響は娘同然だ」
「ダウト」
「何?」
「100%娘同然じゃないだろ。少なくとも1%は響蘭だ」
「聖!!…それ以上…言わないで…お願い…」
「…響は…仕事が楽しいって言ってた。現に戦ってる時も笑ってた。俺は響の笑顔が好きだ。だから神代さん…俺の知らない響の笑顔見せてくれ」
「…それが答えか?」
「ああ」
「分かった。16時までに荷物を準備しておきなさい」
「何泊?金は?」
「1泊だ。金はこちらで出す。では16時に」

そう言って神代は帰っていった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ