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本気になんかならない

第2章 北里

「それでそれで?
その少年たちが、きょうだいだったってわけ?」

「勘がいいね」

「ふふー。そうでしょ?
和君のことはお見とおしよ」

「じゃあ、今の俺は何を考えてるかわかる?」

「こうでしょ?」

彼女は俺にまたがって、濡れた唇を重ねてきた。

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