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本気になんかならない

第9章 ハニレ

俺が片付けを続行しようとする横で、そのコは話しだした。

「今日はお互い残念だったね。
でも宮石君、練習では三中(4射中3射あてる)は余裕でできてたのに緊張したの?」

「初矢がはずれるとね。苦手意識かな」

俺は作業をやめて、そのコを見る。
見覚えはある、ような気がする。

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