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本気になんかならない

第14章 夕ごはん

「もうおなかいっぱいなの」と

彼の肩にコンと頭を預ける。

「眠くなった?
朝早くから作ってくれてたんだろ?

今日はありがとう」

ってあいかわらず和波君は優しくて

そう言って私の顔を覗いて

「俺、帰るね?」ってキス。

そして立ちあがろうとするから

え?え?
待って!待ってって!

彼のシャツをくっと引っぱって、、

考える余裕も恥も外聞もなく

頭のなかそのまんまの想いが
口から出てきた…。


「ねぇっ
私を和波君のちゃんとした彼女にしてっ!」

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