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本気になんかならない

第22章 カラーレス

「なんだ、やってあるじゃん。
英訳も。うっわ、すっげ細か…」

ぱらぱらとページをめくり、嫌そうな顔で埋めつくすもっちー。

「もっちーがやれって言ったんだろ?」

「そんなのとっくに忘れてたよ。
ホント、ばかに素直だねぇ。くくっ」

彼は、笑いながら俺の頭を撫でた。

どうして言うとおりにしたってのに、こんな反応をいただかなきゃなんないんだ?
そんな俺に、思いだしたように彼は言う。

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