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そう、宮石家…。
俺、当然のように、そのままこの家にいるけど
両親がいないんじゃあ、とどまっているのはおかしい？

だけど、また帆澄たちと別々に暮らすなんて、こいつらをほって去るなんて、、
それに、白峯からも離れたくないな…。

バイト代を渡すにしても、足りるわけない。。
ツケにしてもらわなきゃ。そう思って

「俺、この家にいてもいい？
お金は少しずつ、返すから」

と尋ねた俺に、白峯は教えてくれた。

今まで伏せられていた俺の素性。
俺の本当の両親について。

父親はやっぱり不明、母親は行方不明。

でも、その母親の姉が、俺を引きとってくれた宮石の母親。

…両方不明って何なんだよ、それ。

だけどそっか、俺は帆澄たちの従兄なんだ。
まるきり無関係でもなかったんだ。
それは、嬉しかったな。