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本気になんかならない

第36章 夜は恋蛍

途中からは楽器を置いて、彼に語るように歌う。

あなたと会うのはいつも夜
人工の明かりの下だったね。

もっと外の世界でも、
一緒に過ごしたいと夢にみていた。

本物の月を、星を
ふたりで見たかった。

あなたに愛されたかった。

今でも、大好き
だからこそ、

私にできる最後のこと

好きだから、あなたを送る。

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