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本気になんかならない

第38章 ファーザークリスマス

前よりも一段とたくましく、立派になった彼。。

「和、君?…」

胸のなかを何かがかすっていく。
叶わないとあきらめた感情が、こぽこぽとわきだす。

どうして彼に反応してしまうのだろう。

私に名前を呼ばれたサンタクロースは、戸惑うように目をそむけた。

シャイなのはあいかわらずね。

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