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第2章 2.密姫



「.....ここはどこ?」



目を覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。

室内は外国にありそうな洋風なデザインで、ところどころに絵画や彫刻が飾られている。


思い返してみると、私の記憶は合コンの途中で終わっている。

大学生になって初めての彼氏を意気込んで、


あれ、そういえば....



「ようやく起きた?」


男の人が私にコップを手渡しながら話しかけた



「あ、はい!起きました」



そうだ、思い出した。

一目惚れした男の人と抜け出すことになって、浮かれて、酒飲みすぎちゃったんだった、

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