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「はい？？」


　言われている意味を理解しかねた。


「あなたに寄ったのもそんな些細な理由だと、言っているのです。ですから、もしも私とジュリアスさまが無事に婚儀を終えた後に〝側室に迎えたい〟と仰せであなたにもその気があるのなら離れを用意して受け入れて差し上げましょうと･･･私は、提案しに来たのです。
　お判りに、なりまして？」


「えっと･･･ジュリアスさんが私に目を向けているのは、〝本気〟ではなくって〝遊び〟だから愛人になるなら･･････なってもいいって仰っているのでしょうか？」


　掻い摘まんで整理するととんでもない高飛車な発言を〝宣戦布告〟をされたものだ。


「ええ、簡単に言うとそうなるかしらね。どう、珱月さん。ジュリアスさまの本心にようやく気が付いたかしら？」


「いいえ。ジュリアスさんの言葉を私は、信じます！」