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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第4章   復讐の道具ですか?

  


 思わず本音を口走っていた。


「なぜ、俺の両親も反対していると・・・」


「お風呂に入る前に訊いてしまいました。きちんとした家柄のお嬢さんをそちらのご両親が望まれていることを。
 私もその方がいいと思います。たまたま、間違って関係してしまいましたけど家族に反対されてまで結婚する意味なんてありません。
 あなたには、きっともっと相応しい方が・・・・・・痛っ。ジュリアスさ・・・・・・ッ」


 手を痛いくらいに掴まれる。


「〝間違った〟?〝もっと相応しい相手〟?君になにが判る!!」


「ジュリ、アス・・・さん?」


 エメラルドの瞳が濡れているように見えた。


「そんなに俺の〝愛〟が信じられないのか。だったら、ここから絶対に逃がさない。」


「え・・・・・・ジュリ、アス・・・さっ、ん゛、ンン~~!!」


 後頭部を押さえ付けられて激しく口の中を犯される。


  

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