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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第5章  すれ違いの褥

  


 そんな彼女の姿に怯むようなフェミニスト気取りのいつもの自分は、居なかった。


『いやっ、』


『俺が初めてなんだから、色々と行為については初めてだよな?』


 獣の自分が顔を出している。女を傷つけたことはない。しかし今は、〝傷付けてでも縛り付ける〟ことしか頭にない。
 怯えている顔すらスパイスだ。


『ア゛ッ?!!』


『よく出来てるだろう?』


 彼女の蜜道に玩具を押し込んだ。


『あっ、・・・痛っ』


『〝痛く〟は、ないだろう?感じ易いんだから大丈夫だ。』


 ジュプッ グヂュッ 玩具と蜜の擦れる音が部屋に響く。


『あっ、・・・ぁああ、止めてっ。。。』


『〝気持ちいい〟んだろう?素直に感じていいんだぞ。』


 身体を奮わせながら涙を零す彼女に囁いた。


『だっ、めぇ・・・・・・ッん』


  

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