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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第9章  夫婦になる前に営みを・・・

  


「ふ、ああっ!あァ~~~ッ゛!!」


「ハッ、出すぞ!」


 締め付けがキツくて保たない。


「ああ・・・ハッ、ダメッ!!」


「イクッ!!」


 ビュクッ ビュルルルッ 奥に蜜を吐き出すとビクビクと痙攣を繰り返す。


「珱月・・・・・・っ。」


 彼女の身体の力が抜けている。


「珱月・・・?」


 声を掛けるが反応がない。どうやら気を失ったらしい。


「・・・お疲れさま。」


 キスを送って布団を掛ける。


「ジュリアスさま、夕食の支度が出来ました。」


「今行く。」


 ドア越しに返事をし彼女を残して服を整えて部屋を出た。


 》 》 *


 国の仕来りは、〝純潔を頂いたら最後まで〟だ。つまり異国であろうが〝純潔を奪った〟のだから彼女の面倒を見るのは、当たり前だ。

 公爵の家に望まずも生まれた。


  

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