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若様の性長日記!

第1章 若様の性長日記!

梢さん、メガネの奥の目が怖いですっ!

「とっ歳はあんまり気にしないタイプなので…」

「良かった。それで好みはいた?」

「えっと、うんっと」

一生懸命写真を見るも、風俗なんて経験ないし、こんなふうに女性を選んだこともない。

うんうん悩んでいると、梢さんが近寄ってきた。

そしてスッと細い手でオレの頬に触れて、妖艶に微笑んだ。

「それとも…あたしがお相手しましょうか?」

その眼の迫力に、思わず後ずさった!

「けけけ結構ですっ! オレなんてとてもとても!」

首を勢い良く右に左に振り回し、慌ててファイルを見る。

とっとりあえず、誰でも良いから決めないと危険だ!

オレ自身が!!

ファイルを3回見たところで、とりあえず眼についた女の子の写真を梢さんに見せる。

「あっあの、この女の子なんてどうでしょうか?」

「アラ、良い娘選ぶじゃない」

梢さんはオレからファイルを受け取り、じっくり見た。

「この娘、大人気なのよ。やっぱり若様、見る目あるわね!」

嬉しそうに言って、ケータイ電話をスーツのポケットから取り出した。

「ちょっと待っててね」

オレに背を向け、数歩歩く。

そして電話で話し出した。

…もしかしなくても、すぐにやってくるとか?

電話はすぐに終わった。

「お待たせ。すぐに来るからね」

やっぱりっ!

「まあすぐと言っても、三十分ぐらいかかるから。それまでにシャワーを浴びるなり、心の準備をするなり、好きなことしてて」

そう言って梢さんは片付ける準備を始めた。

「梢さんは?」

「社に戻るわ。若様は今日ここに泊まってもいいから」

茶目っ気たっぷりに笑われても…。

「あと道具とかは寝室に置いてあるから。銀色のカバンの中ね」

「道具?」

「それじゃあ、頑張ってね~」

ヒラヒラと手を振り、梢さんは部屋を出て行ってしまった…。

…マズイぞ、この状況。

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