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若様の性長日記!・2

第3章 カウンセラーとの会話

「えっ? 何で?」

その言葉は意外だったが、嬉しい言葉でもあった。

「彼女は多分、精神面が追いつけばセックスも受け入れるようになるでしょう。なのでこの場合、彼女を感じさせることが重要なんですよ」

「でもそれを言ったら、今までの男達だって…」

「ええ、ですが心を打ち明けた後と前では、かなり心構えも違うでしょう。なので若様、もし彼女とセックスをするようなことになった場合、奉仕してあげてください」

「ほっ奉仕?」

オレにとっては聞き慣れない言葉だな。

「それって…今流行のヤツか?」

「はい、ご奉仕のことです。我々の世界で言うならば、性感マッサージをしてあげてください」

「ちょっと待った。オレはマッサージのレクチャーは一回も受けていない」

「彼女はまだ若いですし、そんなテクニックは必要無いでしょう。普通にするセックスで、彼女を感じさせることを最優先とすれば、大丈夫ですよ」

「それって…」

あっアソコへの愛撫を強く・濃くしてあげれば良いのか?

…いや、そもそもオレの経験で、そんな濃厚な愛撫、したことがない。

「あの、桔梗さん。オレ、やっぱり自信が無いんですけど…」

「大丈夫ですよ。若様はあの紗雪さんをイかせたんですから。自信を持ってください」

ぐはっ!?

紗雪とのセックスは、秘書達にバレているのか…。

「まあそれでもダメなようでしたら、連絡をください。彼女を別な方法で治療しますから」

「最初っからそっちでやっちゃダメなのかよ?」

「それは流石に彼女が可哀想です。自分が不感症だなんて、大人の男性でもショックなことなんですよ?」

「うっ…確かに」

それが若い女の子なら、余計にだろう。

「若様は彼女が求めるなら、セックスをする方向でお願いします。それでもダメならば、治療という形に移りますので」

桔梗さんは苦笑しながら優しく言った。

「はあ…。わーったよ。とりあえず、彼女が望むなら、セックスもする」

「ありがとうございます。よろしくお願いしますね」

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