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キミの事を取り戻せるなら

第10章 キミにしてあげたい事

リオが、どんなお仕置きをされてるのか気になるところだけど、リンが美花の気分転換になるようにと外に連れ出した。
さほど変装せずとも外を歩けるって楽だよな。
ダイ「美花は、どんなケーキが好き?」
美花「私は、チーズケーキと抹茶のが好きです。」
この今だに、ですます口調が抜けないのが、ちょっと気になる。
リン「ノイ、なに考えてんの?」
「ですます口調が、どうにかならないかなって。」
リン「そだね。」
リン、優しい顔で美花の事を見るんだね。
リン「ノイ、なに?」
「リンが、すげぇ優しい顔になってるなって(笑)」
リン「そうかなぁ?」
ノイ「リン、すごく気になるんだけどさ。」
リン「あ~お仕置きの事?」
ノイ「う、うん。」
リン「美花に近付くの禁止で破ったら、どうしようかなって(笑)」
リンの笑顔が怖い(笑)
リン「美花、あの店はどう?」
美花「行きたいです。」
ダイ「早く行こうぜ!!」
美花と店に入って一番奥に座る。
店員「いらっしゃいませ。今の時間はスイーツビュッフェをさせて頂いていますので、あちらのトレイをお取りになってドリンク、スイーツ、軽食をどうぞ♪時間は無制限です。」
美花「わぁ、嬉しい♪」
リン「美花、行こ!」
それを見ていたダイに
「少し笑顔が出てきたな。」
ダイ「俺、リオにキレたんだよね。」
「仕方ないよ。あんな美花、見たら・・・。」
ダイ「一緒に行けば良かったって後悔したよ。」
「俺だって、そうだよ。でも今は美花、楽しそうだから行こ!」
行くとさ美花がスイーツを飾り付けるような感じにのせてるから、女の子ってすげぇなって(笑)
ダイ「美花、これ美味しそうじゃん!!どこにあった?」
美花「あっちの・・・ほうに。」
ダイが自然に美花のトレイを持って、自分のを渡す。
ダイ「俺、食べたいの言うから盛り付けてくれると有り難い。」
美花「私でいいんですか?」
ダイ「美花がいいよ。」
あれ?あれ?
美花の顔が赤くなったけど?
美花「そ、そんな風に言われると恥ずかしいです。」
ダイ「可愛いな。」
あらら、ますます顔が赤くなった(笑)
「ダイもリンも美花には甘いし、優しい顔になるんだな。」
ダイ「ノイも美花には優しいじゃん(笑)」
「えっ!?」
リン「無自覚?」
「自覚ゼロだった!!」
俺達が話していると
美花「なんの自覚ですか?」



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