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君を乗せた空

第3章 SIDE‐SHOHEI

溝口瑠花が行方不明になったのは、大晦日の日の夕方頃だった。

彼女は、母親の御使いでスーパーに向かったのを最後に、行方をくらませた。

平和な街は騒然となったが、俺には正直、そうなることの予感は、常にあったのだった。

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