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恋のハードル高し!!

第47章 失恋お泊り

駅に着くと、すみれの肩に手を置いてあやす駆と、その周りに立つ国重と勇信が目に入った。



「すみれちゃん!!」



私は改札を急いで出ると、すぐにすみれの元に駆け寄った。
嗚咽混じりに泣くすみれは、何かを話したいのか、口を動かそうとする度に嗚咽に声を奪われていた。



「ちょっと…あっちに行ってるな?」



そう親雅が言うと、3人も心配そうにしながら少し離れた場所へと移動して行った。

中々、気の使える奴だな。


何て親雅の背中を見ながら思っていた。

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