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恋のハードル高し!!

第13章 恋のはじめ方

親雅の伸びてくる手が怖くて目を瞑った。

が、触れられる事はなかった。


「ミラちゃん…そんな辛い?!」


そう言って来たのは中村で、目を開けると親雅の腕を掴んでいた。逞に頬を撫でられて、自分が泣いている事に気が付いた。

最悪だ。

逞の手を剥がし、自分で涙を拭った。


「平気。」


「平気そうに見えねぇよ!」



親雅がやった事なのに、何を心配すんだよ!!
いっそうのこと、脳震盪起こして親雅の記憶もすっ飛ばしたいくらい!!

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