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恋のハードル高し!!

第18章 『ダーリン』&『ハニー』

「私も!!」


すみれの声は嬉しそうだった。


「すぐ戻るから!!」


「ちゃんと仲直りしてね!!」



そう言われて、昇降口に走った。

下駄のせいで鼻緒がこすれていたい。
歩幅も大きく取れないから小走りになる…甚平だったら楽だったのに。

そんな事を思いながらも、どう謝るか考えていた。


女子に囲まれた逞は、写真を撮っていた。

モテる…からね。

走っていた足が止まって、少し離れた処で見ていると、逞と目が合った。

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