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恋のハードル高し!!

第29章 男の子と女の子

「ミラ!!」


もう最悪だよ!!
涙は止まることなく流れるし、言ったら余計に悲しくて辛くて…惨めになった。

怒鳴り当たり散らすしか発散方法が見つからない。


「タクの嘘つき!!何処で何してたんだよ!!幼馴染だけって言ってたじゃん!!全然そばに居ないじゃん!!大っ嫌い!!もぉ帰る!!」


「…ミラ、ごめん。」


一歩前に出る逞に再度怒鳴った。


「近寄るな!!」


私の気持ちは逞しか知らないのに…
逞すら味方してくれなかったらただの針のムシロでしょ?!

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