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恋のハードル高し!!

第31章 奇襲攻撃

頭の上のほうで…声がする。


まだ寝ていたいのに、響いて来る。


暖かい温もりに包まれて、落ち着くこの状態を奪わないで…。


「未来!!」


ぐっと髪を掴まれて、身体が反れた。

痛い!!
そう思って目を開けると、親雅に髪を掴まれていた。

物凄く怒っている表情に何が起きたのか状況が把握出来ずに瞬きをすると、いつも守ってくれる見慣れた逞の腕が横切った。


「無理をさせんな!!」


「未来はタクのじゃねぇだろ!!」

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