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恋のハードル高し!!

第31章 奇襲攻撃

床に投げられた食べかけのピザを、逞が拾った。


「未来が…素直に食べさせてくれないから。」


「私の特権だもん。邪魔すんな。チカちゃんに上げるモノなんて一つも無い。」


「俺のだ。」


「何の話だよ。」


飽きれた様に言う逞は、私に跨る親雅を引っ張り起こすと、身が軽くなった。


「…私のピザぁ!!」


怖くて泣いてしまった。
全然…初体験の時から変わらず優しくない行為に、私は不快感しか持てない。
百合奈の様に、甘い喘ぎ声なんて出せない。

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