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恋のハードル高し!!

第35章 初めての…

そう言うのが限界だった。


最寄り駅まで送ってくれた先輩を、戻る電車を一緒に待って見送る。



「気まずくさせてごめん。」


「いいえ、先輩の言葉はどれも私の為になるので…。」


「…好きだよ。」



再告白に俯いていた私は顔を上げた。
先輩は苦しそうに笑っているから、涙が出そうになった。


私に無い強さを見せつけて、電車に乗り込んで…私に手を振った。私も振り返すと…ドアが閉まり電車は出発した。

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